お茶の製法、産地、リーフティーの種類、ゴールデンルール、アレンジティーレシピ、茶器、ブランド……と初心者の知りたい情報が浅く広く網羅されていて、楽しく読めました。私としてはとても読みやすい本でした。
第一章の「紅茶の成り立ち」は、図版や表が非常に見やすく、とくに「茶葉の形状とグレード」は、これまでも何度も目にしたにもかかわらず、どうも頭に入らなかった知識。完結な表と説明のおかげでしょうか、初めてすんなり読めました。
アレンジティーレシピも気になるものが多く、この本は手元にあってもいいな、と感じました。
この本の楽しかったところ
●イギリス以外の紅茶生活が取り上げられていること
第三章「世界の紅茶生活」 （Ｐ96~）が、とても興味深いものでした。私は「英国風紅茶文化」ばかりに惹かれているわけではないので、イギリス以外の「紅茶と暮らし」の様子にも興味津々です。その地域の気候風土によって多様な飲まれ方をしている紅茶、おもしろいなあ。「ナイルさんのチャイレシピ」（P106）は試してみたい！
